独立行政法人労働者健康安全機構 九州労災病院

放射線治療

放射線治療とは

放射線治療

がんの治療は、手術療法、化学療法、放射線療法の三つの治療法を中心に行われます。その中で放射線治療は、放射線を発生させる装置を用い、人体に照射することによりがんを治療することをいいます。人体の組織(細胞)の感受性や回復の違いを利用し、正常な組織の障害を最小限になるように計画し、目的とする病気の組織の根絶を目指す治療法です。放射線治療は、病気の種類や存在する場所により放射線の種類や照射の方法を選択し、コンピュータで計算を行い実施します。また、治療中まったく痛みを感じません。治療期間中、急性の副作用が出ることがありますが、治療終了後数週間から数か月で治ります。
当院では最新のAccuray社製放射線治療機ラディザクトX7を使用し、ガントリを連続的に回転させ360度全方向から照射するTomoHelicalと、ガントリを固定したまま固定多門照射するTomoDirectの2つの照射モードにより、全身のさまざまな部位の治療を提供しています。

放射線治療